2020年4月27日 医療法人社団 千紫会 新宿神経クリニック
院長 渡辺雅子
皆さまにおかれましては、ご心配のことと存じます。
1.これまでのところ、てんかんの方が特に新型コロナウイルスにかかりやすいという報告はありません。
2.もし、かかった場合に、特にてんかんの方が重症化しやすいという報告も今のところありません。
3.しかし、広い意味で、持病がある方ですので、外出を控え手洗いもしっかり行って新型コロナウイルス症にかからないようにすることはとても大切です。
4.万が一、新型コロナウイルス症にかかった場合も、てんかんの治療薬はいつも通り服用してください。もし、普通に飲めない場合は、鼻や口からチューブを入れてそこから注入してもらう、あるいは同等の効果のある静注薬で発作がおきないようにすることがとても重要です。
1)担当の先生に、てんかんの治療薬は必ず服用する必要がある、ということを伝えてください。
2)てんかんの治療で、いつもかかっている医師にも電話で新型コロナウイルス症にかかったことを伝えてください。そうすれば、医師が新型コロナウイルス症の担当医と連絡を取り、よりよい治療が進められます。
5.日本に100万人いらっしゃるてんかんの方が、この困難な時期を乗り越えていかれますよう、当院スタッフ一同応援しています。私たちも外出を控え、感染しないように努力いたします。